1人っ子のせいか、同年代の子にあまりなじめません。大丈夫でしょうか?
入園当初は気に入った遊具を見つけて遊んでみたり、友だちの遊びをじっと見つめながら、遊びの情報をキャッチしていきます。はじめはひとり遊びが中心でも、その内子ども同士で「○○して遊ぼう!」と誘い会う姿が見られるようになり、友だち関係が築かれます。また、一緒に遊んでいると遊具の取り合いなどでケンカになってしまうことも少なくありません。初めから「みんなで仲良く遊ぼう!」と言っても子どもには難しいことです。友だちとぶつかり合いを通して様々な経験をし、学んでいくものです。子どもたちが「○○ちゃん大好き!」とか「ぼくは○○するのが好き!」と笑顔で言えるよう援助したり環境作りを心がけています。
   
食べるのが少なく遅く心配です。給食はどんなものを食べますか?
はじめのうちは食べるのに時間がかかる予想で、昼食の時間はたっぷりとっています。あまり、食べることが出来無かったり、好き嫌いが多かったりしても無理に強制はしません。
食事の時間は楽しい雰囲気作りをし、友だちと楽しく会話しながら食べられれば自然と食も進むようになります。また嫌いな食べ物をお友だちが美味しそうに食べているのを見て、「よし、ぼくも食べてみるぞ!」という気持ちにだってなることもあります。友だちと食べる時間が楽しい時間であってほしいと思います。マナーについてはその都度声を掛けていきます。
   
トイレが心配なんですが?
見学の方から「まだおむつがとれていないのですが、大丈夫でしょうか」という質問があります。本来は、親子の温かいかかわりの中で排泄の自立をしていくのが望ましいと思います。お母さんがおしっこやうんちの量を見ながら 一喜一憂されるのも愛情ですし、おしっこと教えられた、一人でできたというのも親子にとってうれしい一大事件です。でも、おむつも進化しなかなかとれにくい、そのことをお母さんが神経質になって叱ったりして無理やりはずそうとされるのでしたら、そんなことなさらないで大丈夫です。園生活の中でなだらかに必ずできるようになります。 言葉の問題もそうですが、まだしゃべらないと心配しないで(構造的、機能的にハンディーがある場合は別)、きっとご家族の皆様の愛情豊かな中で育てていらっしゃったので、お子さんは言葉がなくても生活できていたのでしょう。ですから、就園前になって話をするように無理強いしないでください。幼稚園に入ったら自分の気持ちを表現しなくては生活しにくいので、自然に言葉が出てきます。  要は、あまり神経質にならないで、ゆったりと子育てして楽しんでください。 幼稚園に入る前にこれだけはしないといけないということは、何もありません。 愛情を豊かに注いて、お子さんとかかわって生活していらっしゃることが何より今後の集団生活に入っていく基礎になります。